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特定非営利活動法人 山壮辿子盛(やまもりてんこもり)は、平成20年5月に設立しました。その二大事業の「自然の中の人間塾」「山森人」を通して、参加者や私たち自身の成長の記録、泣いたり笑ったりしたこと、じっくりと考えてみたことを、酋長の視点で書き記します。
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夏前に注文を頂いていた、別荘地のカラマツの特伐(特殊伐採)の残り最後の1本の処理が完了しました。
自己建造物と隣の家、そして道と電線にはさまれ、そのまま伐倒ができない木でした。
高さは、13~14メートルほど。

伐採手順は次の通りです。(1人で行ったので、写真はありません)
①まず、確保用のロープをランニングボーラインで、伐るカラマツの根元にセットする。
②そのロープの中間を、ワークサドル(ツリークライミング用ハーネス)に、流してつける。
③ロープスリングに登山用アブミをつけた、自作の器具で、カラマツに登る。
セルフビレイは、サドルにつけたどうなわを、木に回すことによって行う。
④登りながら、枝を下から順に、片っ端から手鋸で切る。
この時、後で足場にするために、根元から5センチほどを残して切る。
⑤幹の直径が10センチくらいの所まで登り、前記作業を行う。
⑥木のてっぺんから、2m位のところで、手鋸で、幹を切断する。
受け口は、下が斜め切りになるように、通常の逆の形に作る。
⑦切り残した枝の付け根を足場にしながら、少し降り、また2mほどの長さで、幹を切断する。
⑧手鋸できるのに時間がかかる直径20センチくらいまで、⑦を行う。
⑨手鋸で切るのが面倒になったら、①で根元に固定したロープを手繰り、残った幹の上部にこれを固定する。
⑩⑨のロープを利用して、一度下に降りる。
⑪トップハンドルチェンソーを用意し、アッセンダーを使ってもとの位置まで登り返す。
⑫確保用ロープの固定位置を、幹の切断に邪魔にならないところまで下げ、⑦と同様の手順を今度はチェンソーで行う。
この時特に留意しなければならないのは、チェンソーは切断速度が速いので、切り取って落ちる枝に自分を固定しているロープがかかっていないか、事前によく確認すること。
チェンソーで、ビレイしているロープ等を切断しないように注意すること。
あわてないこと。
⑬残りの樹高が4メートルほどになるまで、⑫を繰り返す。
⑭最後は、一度下まで降り、根元から通常の伐倒手段で、残りの幹を切断する。
⑮伐倒、切断した枝、幹を片付けて終了。

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山壮辿子盛の責任者ですが、酋長です。
ロマンスグレーには程遠い、中年です。
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