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特定非営利活動法人 山壮辿子盛(やまもりてんこもり)は、平成20年5月に設立しました。その二大事業の「自然の中の人間塾」「山森人」を通して、参加者や私たち自身の成長の記録、泣いたり笑ったりしたこと、じっくりと考えてみたことを、酋長の視点で書き記します。
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国立妙高青少年自然の家を会場に、10月28~30日に開催されました「森のようちえん全国交流フォーラムin新潟」に参加してきました。
1、2日目は絶好の天気。3日目の日曜日は軽い雨模様。
IMGP4456.JPG
指定スタッフ以外は写真撮影自粛だったので、活動中の写真はなし。

今回私は、地元信濃町の信越病院小児科医の長谷川先生と、フィールドにおける救急法と危険予知トレーニングについての講座(フォーラム)を担当しました。
医療的な部分は長谷川医師が、そしてフィールドでの部分を私が担当しました。

ところで、森のようちえんはずっと興味があった部分だったのですが、実際全国交流フォーラムに参加したのは初めてでした。

それで感じたことは、次世代の育成や、次世代に今の良い自然を残そうと、活動している方は、同じ空気を身にまとっているという事でした。
とても良いエネルギーをもらうことができました。

また新たに知り合った方々もできました。
これからの展開が楽しみです。

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登山ガイドのとき、よく熊鈴をつけた登山者に出くわします。
讃岐育ちの酋長は、お遍路さんが来た!と思ってしまいます。

ガイドのお客様からは、熊が怖いとよく言われます。
人間は、よく知らないものに対して恐怖を抱くといいますが、その典型のように思います。

そして、ついにそれに対する説明を昨日思いつきました。


「日本の熊が危ないか?」ということは、「新宿は危ないか?」ということに似ています。
1.例えば昼間の新宿はほとんど危なくありません。
2.夜の新宿もほとんどは、危なくありません。
3.しかし夜のしかるべき時間帯に、新宿のしかるべき所へ行って、しかるべき人への対応を間違うと、危ないかもしれません。
その程度のことです。

熊の場合、3は
a.子連れの熊、
b.いきなり鉢合わせ(熊の行動テリトリー)、
c.餌付け的行動の3点だと思います。

bを恐れて、熊鈴を付けるのだと思いますが、熊は聴覚、嗅覚とも人間とは比較にならないほど優れているので、そんなものをつけなくても、とっくに察知されていると考えて差し支えありません。
登山道は人間の匂いプンプンの場所なので、熊の方は最初から警戒モードだと思われます。

熊との遭遇で被害報告が多いのは、山菜・キノコ採り。
どちらも熊のテリトリーであるヤブに入るので、これは注意が必要かもしれません。
熊のほうも食事で忙しくて、警戒レベルが下がっていると考えられますので。

だから、登山道では熊鈴は必要ありません。
うるさくて、小鳥の声が聞こえないので、つけないで欲しいと思います。

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盛んに成長している若い木の方がCO2吸収能力が大きい。
古い成熟した木はその能力が劣る。
だから、古い木を伐って若い木を育て、森林を更新した方がよいという意見があります。



なんか私はこの意見に、まったくの同調が出来ません。


CO2を増加させている生活形式の方が、元々の原因です。
生活が不便になりそうで、それを改めたくないっていうのが本音。
だから他にCO2を吸収させる手段をいろいろと探した挙句、たどり着いた一つが森の木になりました。

古い成熟した木は、森の中で大きな役割を担っています。
鳥や小動物、微生物にとってのコロニーになっていて、これは若い木では果たせない役割です。

02062703.JPG

人間社会に例えて表現すると、とても不謹慎な表現になってしまいますが、わかりやすいと思います。
曰く、
「年寄りは、生産活動にあまり役に立っていないから、Deleteしてしまえ!」という政策が進められたらどう思います? (生々しい表現になってしまうので、”Delete”という単語を使いましたが・・・)

でも実際は、歳を重ねた方の経験が、社会の知恵となって、社会を回していますよね。

森の木も同じことだと思います。


人間そのものと違い、森の木は人間の経済活動の資源としても使われているものなので、すべてを残すということは議論の外です。
極端に偏った施策が実行されることが、一番問題です。



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皆様

新年明けましておめでとうございます。
昨年も応援ありがとうございました。
大変お世話にもなりました。
本年もよろしくお願いいたします。

ところで、海軍五省というものをご存知でしょうか?
旧大日本帝国海軍の海軍兵学校 で掲げられていた標語だそうです。
すなわち、

一、至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか(真心に反することはなかったか)
 一、言行に恥ずるなかりしか (言葉と行ないに恥ずかしいところはなかったか)
 一、気力に欠くるなかりしか (気力に欠いてはいなかったか)
 一、努力に憾(うら)みなかりしか(努力不足ではなかったか)
 一、不精に亘(わた)るなかりしか(不精になってはいなかったか)

私は、これをいつも読ませていただいているブログ
新しい創傷治療」のミニエッセイのページで知りました。
このブログのことは、またいずれ別の機会で紹介させていただくこともあるかもしれませんが、とても素晴らしいブログで、医療の素人ながらいちいち納得することだらけです。

ところで、この海軍五省、胸に痛いものだらけで、とても反省になることだらけです。
特に5番目は、今までの私の最大のネックでしたので、新年を迎え、何とかしようと思います。

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サー・アーネスト・ヘンリー・シャックルトンという方をご存知でしょうか?
アイルランド生まれで、19世紀末~20世紀初頭に4度南極探検をしたイギリスの有名な探検家です。
(彼の業績をたたえて、サーの称号を与えられています)
私は「エンデュアランス号漂流記」という本でシャックルトン卿を知りました。

詳細な説明は省きますが、彼の南極探検に際して、探検隊員募集の新聞広告のこと。

『求む男子。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。ただし,成功の暁には,名誉と賞賛を得る。』
”MEN WANTED: FOR HAZARDOUS JOURNEY. SMALL WAGES, BITTER COLD, LONG MONTHS OF COMPLETE DARKNESS, CONSTANT DANGER, SAFE RETURN DOUBTFUL. HONOUR AND RECOGNITION IN CASE OF SUCCESS. SIR ERNEST SHACKLETON ”

30名弱の募集枠に対して、5,000名以上の応募があったそうです。
はたして、現在の日本で同じ記事を出したら何人集まるでしょうか?
もしかしたら一人も集まらないかも知れませんね。

それがもし明治維新の頃の日本だったら、1950年代の日本だったら、どうでしょう?

国の活気・地域の活気は、新しいものに積極的に挑戦していく風土から生まれてくるような気がします。

みなさん、冒険してますか?

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先週に引き続き、また東京に行ってきました。

酋長は昔東京でサラリーマンをやっていたことがあるのですが、最近は東京へ行くとどうも居場所がなくて疲れてしまいます。

最近とても感じることは、”亜”警官の多さ。
正確には路上喫煙防止の監視員ですが、これだけのために、こんなに多くの人が必要ですかねぇ。
東京都は金が余っているのか、この程度のことにこんなに予算を使うなんて、平和だなぁと感じます。
この分、ホームレスの支援に使えばいいのにと、思ってしまいます。

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もうすぐ子ども手当の支給が始まります。
報道によると、貯蓄に回す人が多いとか。

子ども手当てのお金の獲得を目指して、色々な所が、特典付きセールをコマーシャルしています。
子どもの教育に活かされないかもしれない、子ども手当って、必要?
現金で配るより、直接学校に回して、給食費や教材費で使ってもらい、実質上の学校にかかるお金がなくなる方が、お金に困っている人には必要なはずだと思います。
日本のように地下資源に恵まれない国は、教育こそが将来を担保してくれる資源のはず。
言い古されてきたことですが。

景気よく配っても、所詮国民の財布から借りた金を配っているだけ。
未来の子供につけを残さないように、見張っていたいものです。

我が家は5月も末というのに、寒さがぶり返して、薪ストーブに火を入れました。


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愛の反対語は無関心です、とマザーテレサは言いました。
NPOのブログで、政治的と受け止められるテーマを発信するのは、個人的にはいい方法だと思わないのですが、あえて書かせてください。これ以上子どもが殺されるのを我慢できません。

今朝の信濃毎日新聞によると、今回のイスラエルのガザ地区侵攻が始まってから、1000人以上の住民が殺され、そのうち300人以上が子どもだということです。 私は、直ちにこの戦争をやめることを要求します。
全ての戦争は、それを行うことで利益を得る人間がいます。
そして大多数の人間は、彼らに利用され、プロパガンダに踊らされ、自分たちが正義だと信じ込まされて、戦争に駆り出され、殺し殺されます。
被害者は、踊らされる人全てですが、特に子どもたちです。
これが厳然たる事実です。
子どもたちの未来をこれ以上奪わないでください。

日本の多くのマスコミは、アメリカ追従をやめ、日本人としてのスタンスで報道してほしいと思います。今の報道体制はNHKを含め、とてもアメリカイスラエル寄りです。とてもそれを感じるのは、使っている言葉からです。
例えば、ガザ地区でイスラエルと対抗しているのは、ハマスという組織ですが、それを呼称するために、「イスラム原理主義組織」という形容詞がつくことがほとんどです。
この形容詞が付くと、それほどこの問題に関心が無い人には、テロ組織をイスラエルが掃討しているのだというイメージがわくと思います。そして思考停止し、現在行われていることを知ろうという意欲が失われ、無関心になってしまいます。

皆さんご存知の通り、言葉の使い方はとても大切です。
大切なことから目をそらし、無関心にさせてしまうのも、愛を向け続けるのも、きっかけは言葉からです。
ぜひこのことを覚えておいていただきたいと思います。


全ての戦争は罪悪です。被害者は子どもです。
このスタンスで、心ある方は可能な限り、自分のメッセージを自分の言葉で、発信していただけませんか?

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皆様 2009年明けましておめでとうございます。
私たち山壮辿子盛も、おかげ様で無事新年を迎えることができました。
本年度も、山壮辿子盛をよろしくお願い申し上げます。


今回は私たちの行っている仕事、目指しているものについて、書きたいと思います。

私たち山壮辿子盛の仕事は、「人々の<意識改革>」です。

現在の環境悪化の原因は何でしょうか?
いろいろな人がいろいろなことを語っています。

我々は、「欲」に止めのない人間の暴走した行為こそ、一番の原因だと考えます。

美しい地球を守り、未来の子どもたちに負債を残さないために、一番肝心なことは、
人間の意識改革です。

山壮辿子盛は、その啓蒙活動として「自然の中の人間塾」事業、すでに荒れてしまった環境に少しでも手を入れていく実践活動として「山森人」事業を行ってまいります。

環境=自然環境、社会環境、家庭環境、国際環境、…、etc

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FMラジオ放送が好きで、子どもの頃から良く聞いています。

最近、FM放送のDJが、とても流暢でネイティブな発音の英語で話すのをよく耳にします。
どこの国の放送なの?って、考え込むくらい英語でしゃべりまくる番組もあります。

言語は文化です。
日本の放送が、英語に溢れていることが本当にいいのでしょうか?
それって、欧米のものが盲目的に良いと、聴取者を洗脳しているような気がするのは、私だけでしょうか?

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山壮辿子盛の責任者ですが、酋長です。
ロマンスグレーには程遠い、中年です。
家族は、妻が1人(当たり前か?)
娘が1人(♪色は黒いが南洋じゃぁ美人?)
山羊2頭(時々増える)、犬1頭、鶏複数羽(変動制)
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